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前職の業務内容/
転職を考えたきっかけもともとは自営をしている家族の手伝いをしていました。25歳の誕生日をきっかけに「自分がやりたい仕事をしよう」と思い立ち、人の役に立つ仕事に興味があったことや年配の方と話をすることが好きであったことから、介護の仕事に転職を決めました。
その後、ホームヘルパー2級(現在は、介護職員初任者研修に変更)を取得し、有料老人ホームに務めることにしました。働くなかで「様々な施設を見てみたい」と思うようになり、クラーチに転職。入社してからは休日が多いことが嬉しく、またホーム内の雰囲気も和気あいあいとしており、楽しく仕事ができています。 -
業務内容について
現在は、ケアリーダーとマスタートレーナー(クラーチが実施する介護職の育成制度および担当者総称)の仕事をしています。ケアリーダーの主な業務はシフト作成やワークスケジュールの調整、他のセクションと連携し提供するサービスやイベントについて決定していくことです。リーダーとなるとケアスタッフの代表として意見を求められることも多く、ご入居者にとっての最善を考えた際に、ベストでなければ「ノー」と、しっかりと伝えることも大切にしています。正直に言うと、私にはリーダーシップがあるとは思えず、先頭に立ち皆を引っ張ることも、支えることもあまりできていないように感じることもありますが、“ホームを支えたい気持ち”は誰にも負けていないと思っています。だからこそ、縁の下の力持ちとなれるよう、スタッフ全員のバックアップをしたい思いでケアリーダーを務めています。
またマスタートレーナーでは、主にスタッフの育成をしています。OJTのスケジュール作成やフォローアップ面談をしたり、研修講師として講義などを行っています。また、クラーチで働くスタッフが心地良い環境で個々の良さを発揮しながら仕事ができるように、環境を整えていくこともマスタートレーナーの仕事だと思っています。
課題解決のエピソード
以前は自分の足で歩き外出も楽しんでいたご入居者が、体調を崩してからというもの寝たきりに近い状態になってしまったことがありました。このままでは本当に寝たきりになってしまうと危機感を持ち、ご本人やご家族と相談をして生活リハビリを強化することにしました。まずは居室担当者とマスタートレーナーを中心に多職種で話し合い、寝たままでの排泄ではなく、トイレでの排泄を促すことから始めました。次に、お食事の際には必ず車椅子からダイニングの椅子に座り替えていただくなど、生活のなかで少しでも立ち上がる時間を増やすようにしました。すると、ご家族も「もうこのまま寝たきりになるのではと諦めそうになった」とお話しになるほどでしたが、現在では車椅子を使用し外出できるにまで元気を取り戻すことができました。ご本人の努力は勿論ですが、スタッフもまた、一人では解決できないことも多職種が連携することでより難しい課題の解決もできると、実感できた良い経験であったと思います。
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将来挑戦したいことや目標について教えてください
私が所属するホームでは、外出がお好きなご入居者が多く、ご近所の散歩もとても喜ばれるため、“ご入居者が行きたいと思う場所に行けるようにする”を目標に、これまで以上に外出の機会を増やしていこうと思っています。
リーダーとしては、スタッフ同士がよりお互いを思いあえるように、これまで以上に職種の垣根を越えた連携ができるようにする事を目標にしています。 -
今もコミュニケーションはとれていると思いますが、これに慢心せず、より円滑なコミュニケーションが取れるようにすることがリーダーである自分の仕事だと思っています。
また、個人的な目標では、ケアマネジャーの資格を取りたいと思っています。
時々、ご入居者やご家族、スタッフに話をする際に説得力に欠けるのではと感じることがあります。また知らないことが多いと感じることもあるため、知識を身につけ資格を取得することで自信を持ち、さらに周囲から頼られる存在になることが目標です。